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ジャンル 自然科学 |
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基礎生物学 |
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中村武久/中村卓造/山下義幸/小須田和彦/桝田信彌/小林静子著 |
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定価2,970円/本体2,700円
A5判/242ページ/ISBN4-7556-0950-X |
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生物学は,19世紀に入るや,それまでの自然誌,博物学的なものから脱皮し学問的な体系づけが試みられ,「生命探究の科学」という立場から飛躍的な発展をとげた。現代生物学は,化学や物理学などの学問の協力もと,高度な科学技術を用い,細分化された学問を学際的な方法のなかで確立してきた。すなわち,生物を,細胞レベル,分子レベルのミクロな方向で認識することとなる。しかし,その後,生物を個体レベル以上のマクロなレベルでとらえる「生活探究の科学」の必要も叫ばれ,生態学の確立をみた。したがって,現代生物学を概観するには,少なくともこの二つの分野のなかで把握しなければならない。しかしながら,現実にはまだまだ生物学が生命探究の科学として,ミクロな方向で認識される傾向が強い。本書は,こうした偏りをなくし,生物学の二大分野を包括し,調和ある記述をした。さらに,広範な生物学の諸分野から特に農学系,薬学系の学生のために最も基礎的な分野を選んで,これを集約した。 |
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第1章 細胞の構造と機能
第2章 遺伝と変異
第3章 自然と生態系
第4章 組織と器官 |
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