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ジャンル 統計学・世論調査

カバー写真 統計学講義(改訂版)

横山辰夫著

定価1,980円/本体1,800円
A5判/176ページ/ISBN4-7556-0963-1

経済統計は,社会的集団の数量的認識とその計測結果に関する方法の学であり,集団現象の法則性を求める学問である。すなわち,統計学は集団観察法と統計解析法がその要となる。統計学の内容である統計方法は,万能な科学的方法ではない。ただ,対象が集団であるか,または集団として問題とされる場合にのみ適用される。また,統計解析によって求められる現象は,多くの場合相関関係であり,因果関係ではない。現象の因果関係の探究は,他の社会科学にまたなければならない。しかし,定立された法則が,具体性,客観性を帯びて一般に認められる法則となるためには,統計方法が重要な役割を演ずることとなる。学問的な仮定・推定も,統計方法によって現実性を帯びてくるし,経済施策の樹立と効果の判定,企業や個人の生産・消費なども,統計によって具体的に解明しうる。いわば,統計は,科学のそして人間社会の行動方針に対する要具である。本書は主として社会集団現象を問題とし,しかもその基礎をなす経済現象研究のための統計を問題とする。

序 章 統計学の性格について
第1章 統計学発達史
第2章 統計調査
第3章 統計解析
第4章 推測的分析

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