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ジャンル 社会学・マスコミ論

カバー写真 ヒューマンウェアの時代
ー情報社会から人間化の時代へー

三浦宏一編
田中滋/小林公司/高野敏樹/服部孝章著

定価1,980円/本体1,800円
四六判/209ページ/ISBN4-7556-1037-0

一時書店にあふれた高度情報社会の「光」を礼賛した書物は,その「陰」にはまったくふれていなかった。ところが,この「陰」の部分,すなわち高度情報社会のデメリット,たとえば,情報の地域格差,プライバシーの侵害,人間の思考や意識への影響,人間関係の疎遠などこそ,人々の日常生活に深刻な影響を与える問題なのである。本書は,高度情報社会とは,実は「人間のロボット化」と「分衆」の裏返しとしての「閉衆」を拡大再生産する社会であるとの認識に立ち,フツーの人々の視角から高度情報社会を分析し,人々の生活および意識からはいったい何がみえてくるのか,将来社会の展望を探る。いま,「ヒューマンウェアの時代」すなわち,人間の論理を中心とした社会が求められている。

第1部 「大衆」の崩壊と「分衆」の幻想─ポスト・インフォメーションソサエティと「閉衆」の時代
第2部 地域情報化の戦略─データベースからコミュニケーションへ
第3部 情報化時代のプライバシー─データバンク社会と情報アクセス
第4部 情報化の波とマスメディア─メディアと人間の調和を求めて

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