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ジャンル 政治学

カバー写真 政治発展論
−第三世界の政治・経済−

シリーズ名 NPS双書1/New Political Science Series

原書名 Political Development Theory

リチャード・A・ヒゴット著
大木啓介/桐谷仁/佐治孝夫/李光一訳

定価2,750円/本体2,500円
四六判/253ページ/ISBN4-7556-1047-8

発展途上国の研究は,戦後の社会科学の一中心的テーマである。1950年代後半から60年代前半を境に第三世界の政治・経済発展に関する基調は,楽観諭から幻滅に変わってきた。今日,低開発の現象に関しては研究者の間で多くの同意がみられるものの,その原因をめぐって近代化学派とラディカル学派を両極とする意見の対立がある。本書は,この二つの発展論を思想史的に検討するとともに,発展と低開発の問題からみた欧米諸国の社会・政治理論をトータルに分析する。ヒゴットは,結論においてこの二つの学派の論点を整理し,第三世界の政治過程の分析をめざし,両学派が対話するための共通基盤をつくる理論化を進める。

序 論
第1章 発展と社会科学
第2章 近代化論から公共政策へ
第3章 低開発の社会学を超えて
第4章 第三世界の公共政策と国家
結 論
訳者付論 比較政治発展論の現況

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