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ジャンル 法律学

カバー写真 法学綱要

櫻井節夫著

定価2,530円/本体2,300円
四六判/216ページ/ISBN4-7556-1056-7

人が社会生活をいとなむとき,そこには必ず何らかのルールがあり,「社会あるところ法あり」という法諺が古来から存在するのも,ひとえにこの理由に基づく。また,今日の日常生活における個人間の紛争や住民運動,職業に関する各種の国家資格など,「法」はあらゆる形で人間社会と結びつきをもっている。本書は,これから法律学を専門に学ぶ者にとって必要な予備知識を系統的に与えるという目的と,一般教養として必要な知識を法学全体にわたって体系的に与えるという,いずれの目的にも奉仕できるよう配慮した。そのため,法の一般的基礎理論と法律学の各専門分野を詳細に叙述する,といった方法をあえて避け,法の基礎理論の概略をまず述べた後に,法律学の各分野を相互に,体系的・有機的に結びつけて,法規範に関する全体像を簡明に描くよう努めた。

第1章 法学概論の意義
第2章 法とはなにか
第3章 法の発達
第4章 裁判と法源
第5章 法の解釈
第6章 国家と憲法
第7章 近代国家と憲法
第8章 日本国憲法
第9章 犯罪と刑罰
第10章 近代市民法

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