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ジャンル 法律学 |
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最新民法総則 |
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久保木康晴著 |
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定価3,098円/本体2,816円
A5判/258ページ/ISBN4-7556-1060-5 |
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民法総則の全編にみなぎっているのは,現代的民主主義の民法原理である。この民主主義の法律原理の重要な側面は,個人的な自立主義である。それは各自の意思と責任とにおいて,法律的諸問題を処理しなければならないということである。この原理を体現したわが民法の諸制度を,豊富な最新の判例を通して,現実の社会生活関係とのかかわりのなかで解説するよう努めた。また,民法第1条が定める信義誠実の原則の解釈の変遷,不倫な関係にある女性に対する包括遺贈が民法90条の公序良俗規定に反しないとしたことなどに端的にみられる,判例・学説における条文解釈の変遷についても極力言及するようにした。このことによって,法解釈が時の流れとともに個人の尊厳と両性の本質的平等という民主主義の根幹原理へと定着してきたことを理解できるであろう。本書が初学者にとって,物権法・債権法の通則法である民法総則の理解の一助となることを願ってやまない。 |
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序 章
第1章 人
第2章 法人
第3章 物
第4章 法律行為
第5章 期間
第6章 時効 |
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