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ジャンル 政治学 |
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岐路に立つ中国
−どうなるとう小平以後− |
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シリーズ名 China Analysis3 |
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小島朋之著 |
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定価3,300円/本体3,000円
A5判/424ページ/ISBN4-7556-1071-0 |
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民主化運動にはじまり,その軍事制圧で終わった天安門事件は,1978年末にはじまった“近代化路線”の一つの到達点であった。“近代化路線”は,「改革・開放」と「四つの基本原則」という「二つの基本点」を並列してきたが,天安門事件は「二つの基本点」の激突であった。民主化運動は78年末から11年間の「改革・開放」の所産であり,軍事制圧はこの11年間に基づいた社会主義・一党独裁を死守する「四つの基本原則」堅持の当然の帰結でもあった。「二つの基本点」の激突は,特に「改革・開放」が部分的な実験期から全面的な新旧体制の交替という転換期に入った1988年以降に顕著になった。本書は,天安門事件への軌跡をたどり中国政治の動向を詳細に分析・整理することによって,90年代中国の動向を探る。導き出されるシナリオは,民主化と軍事ボナパルティズムの間で混迷を深める中国である。 |
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序 章 90年代の中国はどう動くのか
第1章 交叉する改革への希望と絶望
第2章 天安門事件─一党独裁の危機
第3章 危機回避できない共産党体制 |
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