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ジャンル 政治学 |
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構造転換の中国 |
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シリーズ名 China Analysis5 |
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小島朋之著 |
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定価3,951円/本体3,592円
A5判/412ページ/ISBN4-7556-1107-5 |
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中国の政治改革を迫る構造転換は,経済や社会面においてすでに顕著になっている。改革・開放政策は1990年代に入って「社会主義」という冠をつけながらも市場経済体制の導入を本格化し,経済面の資本主義化を加速している。しかし,自由競争の原理の導入と「先富後富(一部の優先的富俗化)」の容認によって,社会における利益集団は多元化し,格差が拡大された。政権はこうした問題を「人民内部の矛盾」と位置づけ,処理しようと試みている。しかし,こうした旧来の枠組みでは十分な解決は難しい。いまや中国の構造転換が,政治,経済,社会のすべての面にわたっているからである。はたして,改革と発展の「加速」を優先するのか,「安定」確保のために「困難」と「衝撃」の解消・回避を優先するのか。本書は,現在の中国の政治,経済や社会の動向分析を通じて,構造転換の内実に迫り,ポストとう小平時代の中国を理解する視座を示す。
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序 章 とう小平以後への過渡期の開始
第1章 改革・開放と発展の加速路線
第2章 とう小平以後の後継体制が確立
第3章 改革・開放の矛盾と構造転換 |
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