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ジャンル 文学批評 |
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ドイツ語圏の文学・文化
−新発見・再発見−
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清水健次著 |
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定価2,456円/本体2,233円
四六判/223ページ/ISBN4-7556-1109-1 |
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東欧のイデオロギーが挫折し,東西ドイツ間の壁も崩壊した。ドイツに限っていえば,それは伝統的なドイツ精神科学のなかで培われた一つのイデオロギーの崩壊でもあり,精神的な衝撃でもあった。こうして,われわれの人間存在のあり方の基盤について,新たなる根本的な探求がはじめられた。そうしたなかで,文学(理論)においても,一方ではイデオロギーによる真理の主張は,仮説として,いつの時代か後退せざるをえないという意見がみられ,他方ではいったい真理を表現する方法,形式は何であろうかという問いが発せられている。こうした精神的状況に達するには,いかなる意味にせよその過程があった。本書によって,われわれは,ドイツ再統一へ至る10年間の移行期におけるドイツ語圏の文学・文化の一状況を──特にあらゆるタブーが解体していく一状況を──うかがうことができると同時に,そのなかで新発見,再発見されたことの一端を知ることができる。 |
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第1章 ドイツ
第2章 オーストリア
第3章 スイスほか
第4章 ユダヤ(人)の諸寄与 |
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