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ジャンル 政治学 |
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「核」軍備管理・軍縮のゆくえ |
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小川伸一著 |
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定価3,524円/本体3,204円
四六判/351ページ/ISBN4-7556-1120-2 |
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冷戦時代の米ソ(ロ)対立の深刻さを考えると,約半世紀にわたって核が使用されなかったことは奇跡である。大量無差別殺戮をもたらす核攻撃を抑止する報復力の構築を目的に核戦力は増強され,「恐怖の均衡」が生まれた。しかし,熾烈な対立の陰で,核戦争を回避する努力も払われてきた。米ソ(ロ)を中心とする核軍拡の歴史から,今日に至る核軍備管理・軍縮の軌跡をたどり,将来に向けての核軍備管理のあり方を探る。NPT(核拡散防止条約)の無期限延長の採択やCTBT(包括的核実験禁止条約)の締結はみたものの,国際社会における核軍縮,核廃絶への道はなお険しいといえる。非現実的な核全廃よりも核使用への規制強化,なかでも査察の容易な弾道ミサイルの全廃が提唱される。防衛庁防衛研究所の安全保障,核戦略研究の第一人者による待望の著書。 |
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第1章 核兵器の軍備管理の考え方と目的
第2章 核の封じ込めを目指して
第3章 戦略的安定の追求と核軍拡の制限
第4章 戦略核兵器の削減に向けて
第5章 米ロ(ソ)の戦術・戦域核削減
第6章 核拡散防止体制の強化
第7章 見えてきた核実験の全面禁止と課題
第8章 核軍縮と核使用の極限化 |
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