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ジャンル 政治学 |
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新世紀の中国 |
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シリーズ名 China Analysis6 |
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小島朋之著 |
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A5判/404ページ/ISBN4-7556-1121-0
定価4,058円/本体3,689円 |
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中国は東アジアにおいてはすでに日本とならぶ経済大国であるだけでなく,300万兵力と核保有で群を抜いた軍事大国でもある。今後,中国が,地域の安定と発展に貢献する「責任大国」ではなく,軍事力を増強し,力を背景に地域に対する主導権の確立をめざす「覇権大国」になろうとするとき,あるいは,経済が困難に陥り,政治的不安定が深刻になり,分裂の危機に瀕したとき,中国は地域にとっての最大の不安定要因にならざるをえない。中国がいずれの道を選ぶかの手掛かりは,とう小平後の新指導体制の公認や,香港の回収による「一国両制」の経営から読み取れよう。また,経済発展が持続すれば,社会主義の枠組みの放棄も日程にのぼってくるだろう。いずれにせよ,これからの日本を含むアジアは否応なしに真正面から「中国問題」に取り組まざるをえない。最近の中国情勢を中国側の公開資料を材料に丹念に分析・整理し中国の将来のシナリオを考える。 |
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第1章 海図なき改革・開放後の中国
第2章 加速から安定への軌道の修正
第3章 とう小平以後の政治が本格始動
第4章 新世紀を狙う中国の日米戦略 |
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