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ジャンル 政治学 |
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「政治漫画」の政治分析 |
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茨木正治著 |
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定価3,080円/本体2,800円
四六判/227ページ/ISBN4-7556-1133-4 |
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新聞紙面のなかで,1枚の画像に種々雑多な政治現象をコンパクトにまとめ,権力者にはにがみと嫌気を,庶民にはニヤリとした笑いと不満解消を提供する「政治漫画」(風刺画)はかつて新聞紙上で大きく輝いていた。本書では,「政治漫画」の文字と画像の機能を,多くの情報を1枚の画像に凝集させる機能と,描き手の想定した一定の枠内に読み手の感情を囲いこむ感情喚起の機能という二つのシンボル機能にみいだす。ついで『朝日』『読売』『毎日』などの新聞に掲載された「政治漫画」の内容分析を手掛かりに,二つの機能を活かすための「政治漫画」の「読み方」を明らかにした。また,本書に紹介されている14人の漫画家による40点余りの「政治漫画」の作品をみているだけで,今日の政治の裏舞台や国民の政治に対する不満や不信の現れなどが読み取れて,政治・社会学研究者のみならず,思わず「納得」させられてしまう貴重な文献といえよう。 |
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第1章 政治漫画とは何か
第2章 政治漫画の研究と理論
第3章 政治漫画にみる政治倫理
第4章 政治漫画の将来 |
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