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ジャンル 政治学 |
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国家と近代化 |
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シリーズ名 RFP叢書9/シリーズ「政治学のリサーチ・フロンティア」 |
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大木啓介/佐治孝夫/高杉忠明/伊藤述史/菊島啓/桐谷仁著 |
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定価3,740円/本体3,400円
四六判/371ページ/ISBN4-7556-1140-7 |
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発展途上国における近代化と民主化に焦点を絞り,国家と公共政策形成の枠組みについて理論的,経験的な比較分析を試みる。戦後政治学の関心の一つは,旧植民地から独立した新興諸国をはじめとする政治的・経済的発展途上国が,近代化を進めデモクラシーを定着させていく条件を明らかにすることであった。固有の歴史的背景や社会的諸条件を背負い近代化と民主化を模索する発展途上国の政治システムを説明するのに,権威主義体制の分析モデルは一定の示唆を与えた。一方,国際化により文化接触や経済関係が強まった世界では,国家は従来ほど重要視されていない。しかし,発展途上国の政治システムにおいては,いまもって国家はさまざまな制度,行動を制約する強力な枠組みである。また,政治学の関心が公共政策形成の政策過程に移るのにともない,制度・国家への関心も復活したといえよう。 |
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第1章 ハンチントン政治的制度化論
第2章 ヘゲモニー論の理論構成
第3章 国家の自律性
第4章 東南アジアにおける軍部の政治介入
第5章 第三世界の近代化と南北問題
第6章 人口問題をめぐる南北対立 |
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