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ジャンル 法律学

カバー写真 概説刑法総論(第3版)

奈良俊夫著

定価4,180円/本体3,800円
A5判/401ページ/ISBN4-7556-1141-5

刑法理論は,「犯罪とは何か」という問題を基軸として展開されるべきであり,さらに現在の通説的な定義である「犯罪とは,構成要件に該当し,違法で,有責な,行為である」という命題に従った場合,犯罪の中核は「違法な行為」にあることを前提として,本書は全体を統一している。構成要件は,違法な行為の類型であり,責任は,違法な行為をした者に対する非難可能性を意味し,未遂および共犯は,違法行為の現象形態とみて,犯罪論を記述する。また,学説の状況を客観的に整理したのちに,著者の見解を示した。さらに,判例をできる限り紹介してその傾向を探り,刑法学の現状を明らかにする。

第1編 刑法の基礎
第1章 刑法の意義と機能
第2章 刑法の歴史
第3章 近代刑法の基礎的な理論と原則
第4章 刑法の効力範囲
第2編 犯罪論
第1章 犯罪論の構造
第2章 行為論
第3章 構成要件論
第4章 違法論
第5章 責任論
第6章 未遂論
第7章 共犯論
第8章 罪数論
第3編 刑罰論
第1章 刑罰の本質
第2章 刑罰の種類
第3章 刑罰の適用
第4章 刑罰の執行と消滅

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