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ジャンル 政治学 |
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政軍関係研究 |
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三宅正樹著 |
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定価3,850円/本体3,500円
A5判/287ページ/ISBN4-7556-1159-8 |
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政軍関係とは,ある一国家のなかでの政府と軍隊の関係をいう。民主主義国家では,軍に対する文民統制が確立し,軍が政府のいうことを聞くのは当然と思われている。そして,政府と軍の間に鋭い緊張が生ずることはまずありえないとされている。しかし,朝鮮戦争時のアメリカや1950〜60年代のフランスにおいても政府と軍の確執・軍の反乱が国家の根底を揺るがしかねない深刻な局面を産み出している。また,いわゆる発展途上国では,政府と軍の間に鋭い緊張があるのが普通であり,しばしば軍によるクーデターが発生している。このように,政軍関係は国家の根幹にかかわる性格をもつ。しかし,政軍関係をみる場合,ある国の政軍関係を見るだけでなく、世界各国の政軍関係を包み込む理論の構築を目指す必要がある。わが国では手薄な政軍関係の理論と歴史的展開を研究した力作。 |
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第1部 政軍関係の理論的考察
第1章 政軍関係の基礎理論
第2章 政軍関係の形態と病理
第3章 軍国主義と政軍関係につのての展望
第4章 政軍関係の新展開
第2部 政軍関係の歴史的研究
第5章 ドイツ近現代史の中の政軍関係
第6章 マジノ線の悲劇
第7章 危機と政軍関係 |
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