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ジャンル 政治学 |
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ヨーロッパの民族対立と共生
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坂井一成著 |
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定価3,080円/本体2,800円
四六判304ページ/ISBN978-4-7556-1212-1 |
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民族問題がにわかに政治的課題として全面に出てくる1970年代初頭から,民族
をめぐる新たな政治状況が形成されるようになった1990年代末ころまでの,現代ヨーロッパにおける民族対立の歴史を検証し,民族紛争は解決ないし未然に回
避できるか,また民族共生はどのように実現しうるのかを考える。西欧政治の特徴的要素としての民主主義や人権,現代社会におけるガヴァナ
ンスやグローバリゼーションなどを手がかりに,民族紛争を解消ないし予防す
る政治とは,いったいどのような政治なのかについて論及する。 |
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はじめに 民族問題と政治の変容
第1部 理論の射程
第1章 国際関係理論のなかの民族問題
第2章 ヨーロッパ国際政治における少数ガヴァナンス
第2部 国民国家と民族
第3章 戦後アルザス地域主義の展開と特質
第4章 フランスの対エスノ地域政策−(1970〜1990年代)−
第3部 ヨーロッパ統合と民族
第5章 ヨーロッパ統合過程におけるエスノ地域の位置付け
第6章 教育・文化におけるヨーロッパ統合の進展とエスノ地域の位置付け
第4部 グローバリゼーションと民族問題
第7章 グローバリゼーションと民族をめぐる政治
第8章 民主主義の新たな課題と展望−多民族共生の政治に向けて−
おわりに 民族問題の非政治化のために |
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