|
ジャンル 地理学 |
|
|
中国近郊農村の地域再編
−江蘇省昆山市開発区隣接地域を事例に− |
|
季増民著 |
|
定価3,300円/本体3,000円
A5判/360ページ/ISBN978-4-7556-1229-9 |
|
市街地と農村とにまたがる都市近郊は,現在,中国でもっとも発展著しい地域である。それゆえ今後の中国の都市化の動向を見通すためには,この地域の実態の解明が不可欠となる。活発な開発に伴って社会経済情勢が激しく変化している転換期に,地域はどのように変化し,社会はどのように再編されようとしているのか。行政区画と住民生活圏というふたつの視点からマルチスケールな実態解明と将来への展望を行う。具体的には,長江デルタ・昆山市全域・開発区全域・隣接農村地域・鎮(街道)・村(社区)という行政単位と,集落(組)・住宅棟・住宅内という住民生活圏レベルの空間単位とを設定する。中国の地域構造を的確に解明するために第三の空間(都市近郊)という新概念を提唱し,その変遷と基本的な特徴を述べた点に本書のユニークさはある。 |
|
序章
第1章 研究目的と方法
第2章 昆山市の概況および事例地域としての適性
第3章 昆山市における開発区の位置づけ
第4章 農村活性化に関わる主要な推進策
第5章 開発区に包摂された隣接地域の変貌
第6章 村単位から見た農民生活の変化
第7章 集落単位から見た農民生活の再編
第8章 農家生活再編の諸相
第9章 貸家経営と農民生活の再編
第10章 農民住宅団地に見られる混在の諸相
第11章 隣接地域におけるニューカマーの特性
|
|
その他の人文・社会科学書書籍一覧へ |
Home |
|
|