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ジャンル 行政学・地方自治

カバー写真 政治・行政への信頼と危機管理

中邨章/牛山久仁彦編
菊地端夫/砂金祐年/西村 弥/石見 豊/鈴木 潔/大前俊一著

定価2,625円/本体2,500円
A5判並製本/192ページ/ISBN978-4-7556-1255-8C0031

◎信頼と信用は回復できるのか
◎共助による危機管理体制の構築をめざして
本書は,政府や自治体の活動に対して,国民や住民が,どの程度,信頼をおいているかを危機管理の側面から考える。国民の信頼や不信がもっとも鋭い形で現れるのは,国や自治体が危機に陥ったときだからである。
現在,どこの国でも政府は国民からの信頼を失っている。信用できないというのが大半の国民が抱く感情である。一方,国民は自治体には比較的信頼を置いている。そのため,東日本大震災などの危機状況では,自助よりも公助が期待される。自助意識が希薄で,最終的には公助に依存する。それが日本の住民像である。しかし,大災害時の現状は,公助は1割,共助は2割,それに対して自助が7割といわれる。災害規模が大きくなるほど,公助が頼りにならないことは,東日本大震災の例からも分かる。
であれば,今後は,公助依存を緩和し,自助と公助の中間形式である共助への依存に変えることが自治体の政策課題となろう。そのためには,行政は民間企業,NPO,住民との間に信頼関係を築くことを優先しなければならない。危機管理は,組織間,関係者個人間の信頼と信用によって成り立つ施策だからである。信頼と信用は危機管理の成否に必要不可分の要件なのである。

序 章 信頼と危機管理ー政治・政府と国民のインターフェースー
第1章 行政サービスの諸相と国民の信頼ーアカウンタビリティー,透明性,公平性,参加の観点からー
第2章 危機管理行政における信頼の醸成ー東海村における結核療養所と原子力施設の受容をめぐる歴史的経緯ー
第3章 国と地方の危機管理ー行政から見た行政の課題ー
第4章 危機管理と計画ー地域防災計画と自治体の危機管理ー
第5章 不正な行政活動の防止と信頼確保ー庁内法律相談の内部統制機能ー
第6章 震災後の自治体の広域行政ー自治体危機管理の視点をふまえてー
第7章 企業の危機管理と行政責任のあり方

編者紹介
中邨 章 明治大学名誉教授,日本自治体危機管理学会理事長
牛山久仁彦 明治大学教授,日本行政学会理事

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