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ジャンル 歴史小説

カバー写真 俳人曽良の生涯

坂高西桃著

定価1,760/本体1,600円
四六判/220ページ/ISBN4-7556-1275-6

・曽良の終焉の地は壱岐ではなく上州榛名だった
・曽良の日誌および当時の記述をもとに構想を練り,曽良(本名・岩波庄衛門正字)の生涯を小説に綴る

曽良(本名・岩波庄衛門正字)は徳川家康の六男・松平忠輝の落胤として生を受けた。忠輝は大坂冬の陣出陣における不手際を咎められ,家康に勘当されて,最後は諏訪藩高島城にお預けの身となり,当地で曽良をもうけたのであった。
曽良は元服後,伊勢長島・久松松平藩に預けられ,藩主康尚の娘・礼と相思相愛の仲となり,俳諧に興ずるが,礼は病死してしまう。長じて吉川神道の神道師となった曽良は江戸幕府に召し抱えられ,諸藩の状況を探索する諜報員となるのであった。
芭蕉を通じて江戸の俳諧師と懇意になり,芭蕉の「おくのほそ道」への旅に同伴し,東北,北陸の諸藩を探索した。その業績を知った水戸光圀から大日本史編纂の手助けにと,近畿,熊野,四国への探索を命ぜられた。
娘が嫁ぐ年頃になった曽良は,幕府に命ぜられ,巡見使として筑紫へ出立するが,途中,壱岐より江戸へ呼び戻され,その後,榛名へ旅して生涯を終えたのであった。

諏訪高島城
岩波庄衛門正字の誕生
岩波庄衛門正字から
 河合惣五郎正字へ
礼との出会い
正字,江戸へ出る
吉川道場の正字
忠輝の崩御
江戸の俳諧師仲間
おくのほそ道
江戸から仙台へ
仙台から象潟へ
北陸の旅
伊勢長島から江戸へ
近畿の旅
再び江戸での生活
正字の南海道調査
正字,巡見使として九州へ
江戸から榛名へ

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